『
戦場のピアニスト』(原題:
The Pianist)は、
2002年の映画である。
フランス・
ドイツ・
ポーランド・
イギリスの合作。
ナチス・ドイツのポーランド侵攻以後、
ワルシャワの廃墟の中を生き抜いたユダヤ系ポーランド人のピアニスト、
ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を元にしている。
カンヌ映画祭では最高賞である
パルムドールを受賞した。
また、アメリカの
アカデミー賞でも7部門にノミネートされ、うち
監督賞、
脚本賞、
主演男優賞の3部門で受賞。他にも各国で多くの賞を受賞している。
監督は
ロマン・ポランスキー。アメリカに入国すると逮捕されるため、アカデミー賞の授賞式には出席しなかった。
主演の
エイドリアン・ブロディはこの作品で
アカデミー主演男優賞を受賞した。
また、映画の中でシュピルマンが弾き、象徴的に使われた
ショパンの
夜想曲第20番嬰ハ短調「遺作」がよく知られるようになった。